卒業生の声

当講座の修了生は180名以上に及び、
メディアを始め、さまざまな領域で活躍を始めています。
今後は、こうした卒業生の経験を聞く機会などを儲けつつ、
そのコミュニティを活かしていきたいと考えています。

卒業生の声(2022年度以前の修了生)

(最新の声はこちら

銭心叡(2021年度博士前期課程修了 艾杰旭汽车玻璃(苏州)有限公司)

日本の無戸籍問題に興味関心を持つようになったのは大学の時、「誰も知らない」という映画を見たことでした。それをきっかけに、大学の卒業論文は無戸籍者の情報アクセス問題について書きました。そして、さらに無戸籍問題とメディアについての深い関係を知るようになりました。大学院に進学した後も、無戸籍問題のアジェンダセッティングとフレーミングについて研究してきました。

しかし、もともと日本語学科出身の私にはメディアについてどう研究するのかも知りませんでした。そのため、どういう角度から無戸籍問題を研究するのかについてかなり迷いました。そこで、小川先生が親切に指導していただき、悩んだ私をプッシュしてくれました。「とにかく当事者の声を聞いてみたら」というようにアドバイスを頂きました。そして、インタビューする時、全く考えたことのない成人無戸籍者の悲惨な状況を聞いてすでに頭が真っ白になった私を助けてくれました。先生や同じゼミの方々、また同級生方々のアドバイスのおかげで、無事に卒業することができました。

また、個人の面でも、就職か進学か、帰国するのか日本で生活するのか、色々悩みながらバタバタした2年間でした。今思えば、そういった悩みも幸福な悩みです。悩みがあるからこそ成長もできました。私は、これからも先生の残してくれた「日本と中国の架け橋になる」といったメッセージを目標に、頑張っていきたいと思います。



王艺璇(2021年度博士前期課程修了 日本アイ・ビー・エムデジタルサービス)

中国の大学でもメディア専攻出身だった私は、より多角的、かつ客観的にメディア研究をしたいと考え、グローバルメディア論講座に進学することにしました。井原先生の指導の下、楽しく有意義な研究生活を過ごすことができ、わずか2年のことでしたが、人生に強い影響がもたらされたと感じています。

グローバルメディア論講座は、クリティカルシンキングおよび発信力を鍛える最適な場だと思います。私が属した井原ゼミでは、毎週、学生が自ら先行文献を選定し、内容を報告します。自分の研究に繋がることはもちろん、文献を批判的に読むことを通じて、物事を客観的に捉える思考力も身に付きます。また、進捗報告を代表とする発表の機会も多く設けられています。自分の研究をいかにわかりやすく伝えるのか、研究の価値をいかに提示するのか等を常に意識し、工夫するため、発信力が鍛えられます。さらに、ゼミ生同士が、互いの研究を理解することもできるため、自由に感想や意見を交換したり、切磋琢磨したり、同期の間の絆を深めることができました。自分の視野も広がったと思います。

「楽しく研究してください」と、井原先生いつも言ってくださいました。最初はなかなか理解できませんでしたが、研究が進むにつれ、その楽しさを徐々に実感できるようになりました。特に研究が進まなかった時、新しい視点を取り入れたり、より適切な方法を導入したりするなどして、研究の醍醐味を味わうことができました。論文の構想から執筆まで、井原先生はいつも私の考えを丁寧に聞いてくださり、温かく指導してくださって、本当に心から感謝しています。

時間が経つのは早いと感じますが、私も大学院を離れ社会人になりました。これからも、多角的・批判的な思考を意識しつつ、また、楽しく人生を送りたいと思います。そして、愛と勇気を持ち、この分断、対立、格差が加速している世界に、些細でも自分ができることで貢献したいと思います。



黄安寧(2021年度博士前期課程修了 富士通)

幼い頃からマスコミ業界に憧れていた私は、メディア報道を定量的に分析しようと思い、名古屋大学に入学しました。在学した二年間、研究課題の達成、プログラミングの学習に最も力を入れて私は過ごしました。まず、研究を進める中で、たくさんの課題に直面しました。実現可能性、方法の選択、データ収集の困難、課題の意義などについて、講座の先生から指摘されましたが、山本先生と何度も相談し、解決の方向性が徐々に明確になりました。こうした過程を経ながらでしたが、諸先生から学術面、心理面でも支援をいただきました。

そして、研究内容を高めるために、私が直面したもう一つの問題は、プログラミングの修得です。当初知識が全くなかった私はかなり心配しました。その時、山本先生に何度も励ましていただきながら、学習のステップについて小さな進捗でも肯定していただきました。プログラミングだけでなく、統計学の勉強や新たなツールの使用などについても、「わからないことを探索する」難しさについても、先生から助言を受け、何とかやり抜き、修士論文を提出できました。

「勇気ある知識人」の育成を目標に掲げる名古屋大学で、丁寧な指導を包容力がある先生たちからいただけたからこそ、私はより多くのことに挑戦する勇気を持てるようになりました。就職後も、探索する大変さや困難に直面していますが、勇気をもって、業務に関連する多様な知識を学び、今後のスマート社会でより多くの価値創造に貢献したいと思います。



木谷遼太(2020年度博士前期課程修了 Septeni Japan)

私も受験時にこのページを読んだので、当時の私が知りたかったことを、以下で書こうと思います。

大学院の2年間を経て、研究のテーマや手法によって身につくスキルは様々かと思いますが、どんな研究をするにせよ「伝える力」は向上します。ゼミや学会では、成果や課題を分かりやすく伝える必要があるからです。就職活動をするならば、面接の場で研究について説明する機会もあるかと思います(なぜか私は聞かれず仕舞いでしたが)。

さらに、グローバルメディア論講座では様々な国籍の人たちと交流することになります。触れてきた文化や環境が大きく異なる人に自分の意思を伝えるのは難しく、初めは疲弊する人もいるかもしれません。ただ、特に日本人にとって、留学することもなくグローバルな環境に身をおけるのは貴重な経験だと思いますし、そのような環境を「楽しそう」と思えるなら受験を考えてみてはいかがでしょうか(私は鈍感なので純粋に楽しめました)。

私は受験時、テレビ業界への就職を意識していましたが、蓋を開ければ他業界を中心に就職活動を行いました。研究に関しても途中でテーマを変更し、大学院生活の後半は慌ただしくなりました。それらが良いか悪いかは別として、知識量が増えたり、さまざまな人と関わることで、興味や意志が変わることはあり得ることでしょう。研究のみに2年間没頭することも一つの正解でしょうし、在学中に研究以外の物事にすごくひかれることがあれば、そちらに自分の熱量が傾くことも間違いだとも思いません。ただ何をするにしても、人に言われてするよりは、自分で色々考えて決断できることが、楽しい人生を送れることにつながるのではないかなと個人的には思います(諸説あると思いますが…)。



李旭華(2020年度博士前期課程修了 アマゾンジャパン合同会社)

「メディアによる社会的弱者のエンパワーメントに興味をもった私は、グローバルメディア論講座に進学しました。この講座で、大切な先生と仲間たちと出会い、充実した学生生活を過ごせました。研究については、小川先生のもとで、外国にルーツを持つ子どものエンパワーメントのためのデジタル・ストーリーテリングを主要な対象領域として、研究に関わる勉強や活動を積極的に行いました。こうした経緯は、国内にとどまらず、ノルウェーやカナダなどの国の人々との交流にもつながりました。これらの実践活動のなかで、ワークショップの作り方、進め方、良いファシリテーターのコツ、メディアコンテンツ制作など貴重な知識を身につけることもできました。

また研究では、世の中で排除されがちな参加者たちが自らの生活、日々抱えている悩みや課題についてインタビューしたり、社会参画する過程についても学び、自分が行っている研究の社会的意義を感じる瞬間も多々ありました。大学院生になって初めてメディアの実践活動を体験した私にとって、それらは貴重であり、一生の思い出になっています。 そうした充実した時間を過ごしてきましたが、就職活動では、当然、さまざまな不安や悩みがありました。しかしキャリア支援室の先生方に支えられ、困難を乗り越えられました。

アメリカ合衆国16代大統領エイブラハム・ リンカーンの言葉「意思あるところに道はひらける(Where there's a will, there's a way)」があるように、グローバルメディア論講座で学んだことを成長の糧にし、これからも、新しいことに物怖じせずに挑戦していきたいです。



尚游(2020年度博士前期課程修了 中国にて高校教員)

名古屋大学大学院に入学する前にマルチメディア関連の研究所で勤務した経験をきっかけに、私はメディアに興味を持つようになりました。しかし、入学後グローバルメディア論講座で勉強、研究するにつれ、メディアというのはどれほど広範な概念であるか、社会においてどれほど重要な責任を持つかをようやく理解できました。

同講座に所属した同級生の関心分野や研究の方向のみならず、国籍も経験も年齢もバラエティに富んでいたため、さまざまな見解や価値観が、時にぶつかり合ったり、補完し合い、融合していく雰囲気を、私は楽しむこともできました。私が所属した中村ゼミは、国際関係論を主軸に、ポピュリズムや地経学などもテーマにして、奥深い議論しました。

さらに、研究面について言えば、最初から自分がやりたいことを明確にして、その軌道に沿って研究を成功させる幸運な人もいますが、私のようにテーマやデータ、研究方法などで何度も壁にぶつかる経験をする人の方が多いのではないでしょうか。しかも、2020年度はコロナ禍のせいで、先生や同級生と直接会える機会が減ってしまいました。そうした状況下で、一日中自宅で研究に没頭していると、研究の進み具合で気分が左右され、自分の心のなかで「自己満足」と「落胆」という2つのポールの間を行ったり来たりしていました。中村先生は可能な限り面談の機会を設けてくださり、学生の研究の希望や方法を十分に尊重した上で、貴重な指導と助言していただきました。そのおかげで、私は研究を進める勇気や楽しさを取り戻すことができました。先生や意気投合した同級生と一緒に情熱を持って興味のある分野に打ち込めた2年間という幸せな時間は、私にとって何物にも代えがたい貴重な思い出となりました。



徐レキ楽(2020年度博士前期課程修了 楽天)

私は学部生の頃、メディア論を専攻にしていました。ソーシャルメディア上の「つぶやき」によって、国際関係の動向を読み取るということに興味をもち、関連研究と語学力の向上を期待して、グローバルメディア論講座に進学する決意をしました。

この講座では、多様な価値観や考え方を持つ先生方や学生が集まっています。そのため、バラエティーに富む教育環境にカルチャーショックを受けたこともありましたが、むしろ異国文化や知に触れ合うことで、視野を広げることができました。同期と互いに尊敬しあいながら、気の合う仲間となることができて、和やかな雰囲気で学ぶことができました。先生方との距離感もあまり感じられず、温かいご指導と支援を賜り、自分の持ち味を発揮できる充実した研究生活を送ることができました。

ネイティブの言語ではない日本語での研究報告を、大勢の前ですることを求められる機会も多々ありました。当初は、それに怯えていた自分が、練習を重ねることで、スムーズかつ説得力ある研究発表ができるようになり、自信がついたと感じられる瞬間もありました。また、固定観念に縛られ、新しい知見を見つけられず、進捗に行き詰まった際、「自分の個性を存分に発揮した研究をやりなさい。そうすると、研究に対する熱意が保たれるし、新しい知見も自然に生み出すことができる」と指導教員の井原先生からいただいた助言も胸に刻まれています。「研究は苦労するものだ」という凝り固まった認識を覆し、ガチガチだった思考から解放された言葉です。

これからも苦しさの中から楽しさを見出し、いつでも柔軟な思考力を身に付けることの大切さを心に銘じていきたいです。ここで学んだことを大切な思い出と成長の礎とし、今後も自分の持ち味を活かして、成長していきたいと思っております。



坂口和香奈(2020年度学部卒業 NHK)

私は、この講座の先生の講義を聴くにつれ、メディアの歴史や特徴、機能について知りたいと考えるようになっていました。元々、国民国家やアイデンティティに興味があり、それらにはメディアが深く関わるということを再認識したからです。

全体ゼミでは、大学院生の議論にも触れ、また学部ゼミでは先行研究の理解や研究について少人数で議論できる環境がありました。自分との差を思い知らされながらも、自由な意見が受け入れられる雰囲気の中で、自分自身伸び伸びと参加できていた気がします。そういった環境もあり、ゼミの時間を毎回楽しみにしていました。

卒業論文を執筆するにあたっては、指導教員である井原先生の研究室を訪れ、研究についての考え方や情報の整理の仕方について、幾度となく手がかりをもらいました。同期とも進捗を共有するなかで、研究の手法や論文の書き方を相談できたため、地道に書き続けることができました。本当に先生と同期に恵まれた大学生活だったと思います。

進路については大学院進学と迷いましたが、メディアについて考えるのは自分にとって飽きることのないことだと気づき、テレビ局を志望しました。最初からメディア業界への就職を最優先としていたわけではなかったので、この講座に所属していなければ違う道を選択していたかもしれません。就職活動にあたり、定期的に話を聞いてくださったり、先輩を紹介していただいたりと井原先生をはじめ講座の先生方にお世話になりました。その際に、前身のコースから続く、この講座の縦の繋がりもしっかりとあることを感じました。もし、今後自分も何かできることがあれば、その時は喜んで貢献できればと思っています。これからも、ゼミで学んだ考え方や態度を傍らに、社会やメディアについて考え続けたいと思います。



譚明珊(2019年度博士前期課程修了 アビームコンサルティング)

「グローバルメディア論講座で過ごした日々はどうでしたか?」この問いに対して、私は「とても楽しく充実していた」と自信を持って答えられます。2年間の大学院生生活では、先生方の講義やゼミで知的好奇心を日々刺激されつつ、研究を進められました。グローバルメディア論講座には学生に親身に接してくれる先生方が多く、勉強・研究する環境も整っています。そのおかげで、私は修士論文を完成させ、第一志望の就職先に進むことができました。

日本のことを何も知らずに来日した私は、当初、中村先生の研究生としてゼミに参加しながら日本語の授業を受講する日々を送りました。そのような私に、今では社会人 として日本社会で活躍できるかもしれない礎を与えてくれたのが、グローバルメディア論講座だと断言できます。この2年間の思い出と得た知識や経験は、自信をもって、これからの私の人生で必ず役立っていくと言えます。

グローバルメディア論講座では全く異なる文化・価値観・属性をもつ人たちや地域社会の方々と出会えます。そうした環境のなかで、入学前の自分だったら対応できかったかもしれない幅広いコミュニケーションが取れるようになりました。これは、公私両面において大きな収穫でした。

人生は選択肢だらけです。毎日迫られる選択のなかには、時に思いがけないプレゼントにつながるものもあります。グローバルメディア論で過ごしたこの2年間は、まさ に私の人生にとってプレゼントです。もちろん、いつも楽しい時ばかりではありませんが、さまざまなチャレンジと出会いが秘められていた自分の選択に、絶対後悔はありません。

人生の岐路に立つ受験生の皆さんにも、自分の選択を後で楽しいものだったと思えるように、頑張って欲しいと強く思います。



趙雨荷(2019年度博士前期課程修了 キャッチネットワーク)

私は学部生の時に交換留学として来日した時、何よりも日中の政治形態や文化の差異にショックを受けた。その中で、最も違いを感じたことは、両国のメディア・コンテンツの様相の違いである。中国ではほとんど報道されないニュースが、日本では大きな注目を集めていたことをはじめ、両国のメディアにおける相違点がメディア・ジャーナリズムに対する私の興味を強く刺激した。その後、2年間指定された内容を続けるより、自分が本当に興味を持って取り組めるメディアの勉強、研究をしたいと考えるようになった。そこで、進学先として、グローバルメディア論講座の門をたたくことになった。

社会のあり様を考えずしてメディア(論)を考えることはできない。大学院に入学後、私は政治学や社会学などを中心にして、分野横断的にメディア論、情報学に関する知識や社会が機能する知恵を学ぶことで、視野を広げられた。進路の選択にあたっては、いくつかのテレビ局における見学や研修、様々な学会発表及び国内外のワークショップを通じて、学術以外の風景も色々と体験、考えることができ、充実した学生生活を送れた。活発かつ厳しさのある研究環境では、師や友に恵まれ、挑戦と成長できる機会に溢れていた修士課程二年間は、私にとって貴重な時間であり、永遠に忘れられない宝物となった。

今の私は入学試験で聞かれた「卒業した後で、何をやりたいですか」という問いに対する答え見出し、それを実現できた。働き始めたテレビ局では、多くの人たちに何かを「伝える」というやりがいがと同時に、その影響力の大きさの点で重い責任を日々感じている。しかし、その緊張感もこの仕事がもつ魅力の一つだと思う。今後も、真の「勇気ある知識人」を目指して、社会人として努力、成長し続けたい。



蘭青(2019年度博士前期課程修了 日本アイ・ビー・エム・サービス )

私がグローバルメディア論講座を選んだのは、そもそもメディアに惹きつけられたからです。きっかけは大学三年生ときに、上海テレビ局で二週間の短期インターンを参加したことでした。番組制作の魅力は、様々な業界の人たちと出逢い、彼ら/彼女らから貴重な話を聞くことができることです。私が調査し、交渉をした取材先が番組で放送された時、とてもやりがいを感じました。

グローバルメディア論講座での2年間を通じ、様々な人たちと出逢い、共に活動する中で、人の魅力にあらためて気づかされました。また、担当教官の井原先生の下で、日本と中国の新聞やニュース報道のニュアンスと違いを勉強しました。私の修士論文は日本の主流メディアを研究したものですが、日本の社会、政治、経済および文化に関する知識も学ぶことができました。ゼミにおいて先生たちと議論やコミュニケーションするうちに、ものの見方や考え方が広がり、更に独自に考える習慣も身に着けるようになるため、自分が成長したと感じることができました。先生方も皆親切で、いつも学生達を応援してくれるので、本当に心から感謝しています。

日本に対する興味が自分の研究とともに日々増え、就職活動も様々な業界で実施した結果、自分の好きな情報IT系に就職することができました。皆さんもグローバルメディア講座で「人と出逢える喜び」を大いに感じてください。



張凱鷺(2018年度博士前期課程修了 ヤフー株式会社)

私はメディアや国際関係に関心を持ち、グローバルメディア講座に進学しました。国家間のステレオタイプを解明し、日中が理解し合えるような研究をしたいと考え、この課題に最も相応しい井原ゼミに進学しました。今、思いだすと、グローバルメディア論講座に入って良かったと心から思いますし、あの頃自分の選択に感謝したいです。勉強でも、就職でも、大変な時期はありましたが、そのたび先生や事務室、就職支援室の方から応援していただきました。上下関係が希薄で友達のような平等な環境にいることができ、異国にいる自分にとってそれは心温まるものでした。

名古屋大での二年間は人生の重要な転機になりました。グローバルメディア論講座でキャッチネットワークのインターンや毎日新聞の学生記者など、様々な貴重な機会をいただきました。また、文系のメディア専門と理系のIT専門が共存する学術環境の中、多分野の知識や考え方を獲得することができました。これらの経験が、IT会社に就職するという私の決心に影響したと思います。自分の世界観と視野を広めることができ、人生の選択肢を増やすことができたのです。

「勇気ある知識人」という名古屋大の人材育成目標を、グローバルメディア論講座ではとても実感することができました。先生たちへの異議であっても、常に尊重されて、遠慮なく発言できましたし、相談することもできました。包容力の高い環境の中で、最もなりたい自分になり、最もやりたい研究ができました。修士論文を執筆する際、自分の様々な未成熟さをわかるように諭してくださった先生たちに感謝したいです。特に指導していただいた井原先生に感謝します。

グローバルメディア論講座で得られた経験と思い出は最高だとかみしめつつ、これからの人生でも「勇気ある社会人」であることを大事にして歩んでいきたいです。



広瀬美咲(2017年度博士前期課程修了 中日新聞社)

大学院で過ごした2年間はとても濃密だった。学部の同級生の大半が就職をする中、私は進学を選んだ。マスコミ業界に対する憧れを捨てきれず、大学院で力をつけた上で挑戦したいと考えたからだ。

発表やディスカッションを盛んに行った政治や文化に関する授業、テレビ局や新聞社、広告会社の方々による実践的な授業など、毎日が新鮮で新たな発見の連続であった。課題に追われる日々であったが、着実に力がついたと思う。

 また、同期には社会人経験者や留学生がおり、経験や年齢、国籍がバラエティに富んでいた。社会人経験の話を聞く中で、自分の将来への考えを深めることができた。留学生と共に学ぶ中で、異国で一所懸命学ぶ姿にたびたび驚かされた。院生室で雑談をしたり、時には政治や文化、各国のメディアの話をしたりしたのも刺激となった。私自身留学はしていないものの留学しているような気分を味わうことができ、とても感謝している。

 修了生の先輩方にはメディアに携わっている方も多く、身近な目標となった。2年間の学びを経て、マスコミ業界への就職が決まった。大学院での学びを生かしつつ、目まぐるしく変化していくメディアと向き合っていきたい。



何穎詩(2017年度博士前期課程修了 ニトリ)

初めてメディアコースのホームページにシラバスを拝見した時に、今までメディアに対して興味を持っていたが、様々の原因で勉強できなかった自分にとって、「あ、これが私が勉強したいことだ」と惹きつけられ、絶対ここで勉強しようと決心しました。入学してから二年間、先生方からメディアに関する知識を学んで、そしてNHK・東海テレビとキャッチネットワークの方々から業界の実話を聞かせ、さらに番組制作などの実践も経験させていただいて心よりありがたいと思っています。また、自分の指導先生・小川先生の下で、ワークショップを通じて原爆の被害者や戦争の経験者の方々と話し合い、彼らのストーリーを映像と声で再表現するという一生一回しかないと言える貴重な経験もさせていただきました。本当に、豊富で充実で感無量の二年でした。

 入学試験で、将来何をやりたいと聞かれた時に、自分が「テレビ局に入りたい、コンテンツを作りたい」と答えたとはっきり覚えています。今、その時に話したことと違い、ビズネスの道に踏み出しました。しかし、違う道を歩いても、メディアコースで学んだことはどこでも役立てる一生の宝物だと思っています。ここで学んだことは知識·テクニックだけではなく、どのような視点あるいは姿勢でこの社会、この世界を見る・考えるべきだといつも思っています。ここで勉強し始めてから、自分と物事を考え直す機会を多くいただいて、そのおかげで自分の世界観も大きく変わりました。これから何があっても、自分の中でその芯を揺れさないように、ブレないように、好奇心を持つ、自分らしく生きていきたいと思います。



小野洋文(2017年度博士前期課程修了 フリーランス)

 社会人の経験を経て、もう一度メディアについて学び直しをしたいと思い入学しました。私はテレビ業界の出身ですが、マス・メディアの従来の考え方が時代と適合しなくなったことを課題に感じ、そのヒントを得たいという気持ちを持っていました。授業やゼミ等で学ぶうち、単にマス・メディアが今後どうあるべきかという議論に留まらず、人が自分自身を表現したりコミュニケーションを取るために幅広くメディアを利用していることに興味を持ちました。2年間学んできた今では、人類がメディアをどう利用してきたのかという広い視野から物事を考えられるようになりました。

 また修士制作では、個人としての制作者が視聴者と共に映像制作をするという新しい枠組みでの映像作品の試作をすることに挑戦しました。ドキュメンタリー制作をする取材・撮影の過程で、インターネット生放送を使い視聴者の関与を促すという手法を用いたものです。完成した作品は「東京ビデオフェスティバル2018」でアワードを受賞することができました。学校の中の学びに留まらず、フィールドでの活動を重んじて励ましていただいた先生方のおかげと思い大変感謝しております。

 このように理論を学ぶことと、実践に適用していく学生生活は非常に充実したものでしたが、大学院前期の2年間は短く、今後も研鑽を続けていく必要性を感じています。



渡邊真由子(2016年度博士前期課程修了 中日新聞社)

 メディアとは何か。そう聞かれて皆さんはなんと答えるだろうか。マスメディア、ソーシャルメディア、メディアリテラシーなど、この言葉は幅広く用いられ、定義することは難しい。私はこのメディアとはなんなのか、そして今後どのように私たちは関わっていくべきなのかを考えるために、この講座で学ぶことを決めた。

 この講座では2年間、徹底的に「メディア」と向き合うことになる。理論や事例など様々なアプローチによってメディアが積み重ねてきた過去を分析し、テレビや新聞、広告などの分野において第一線で活躍されている講師の先生方を通じて今を知る。そして学ぶだけでなく自ら発信する場も設けられている。講座の卒業生にはメディアに携わっている方も多い。充実している分、このような環境においては普段なら見えない裏側まで見えてしまう。メディアをめぐる状況は日々変化しており、マスメディアと呼ばれる新聞、テレビが直面している課題やネットメディアの興亡など、一筋縄ではいかない問題が山積している。

 だが答えは出なくても、考え、そして新しい可能性について向き合い続けることがメディアの今後を作り出していくはずだと思う。少しでも「メディア」が気になる方はぜひこの講座で学び、自分なりのメディアについての関わりかたを模索してほしい。



朱慧玲(2016年度博士前期課程修了 楽天)

 「すべての道はローマに通ず」とは言いながら、私はメディアプロフェッショナルコースが自分に一番ふさわしい研究の場だと考えていました。正しい判断をした当時の自分に感謝します。2年前の自分もきっと、成長してきた今の私を褒めてくれるはずです。そして、もし「どこでもドア」があるのなら、今一番感謝したいのは、優れた研究環境を提供してくださった先生方と日々研究室で一緒に戦った同期です。

 院生1年目は実が豊富なぶどうのように、授業とメディア現場の体験や研修が多く、怠ける隙間が少なかった。視野を広げる貴重なチャンスを多くいただき、番組制作に参加することの楽しさ、初めて新聞社で実習のドキドキ、ワークショップの面白さ、広告と政治分野の初耳知識への驚きなど、それら貴重な体験はメディアコース一員としての誇りになります。そのため、この1年間では「もしタイムマシンがあれば」という好きな仮説を考えたことがありません。

 2年目はイチジクのように、花が外から見えませんが、実が確実にできています。やりたいことに必要とされる能力を身につけ、挑戦する勇気が出たと感じました。もちろん、アニメの主人公が覚醒して、燃えるBGMの中でどのような困難でも乗り越えられるとは違います。勉強するから、何をしたいかが分かります。ですから、知識を活用して離島振興パンフレット、公共広告などを作ってみました。コンテンツ制作の形で卒業することを選んだのも、自分にとって一つ有意義な挑戦でした。これからも、勇気を持って新たなことに挑戦し続けます。

 「すべての道はローマに通ず」とは言いながら、途中の風景はここが一番いいのだ。

李爽(2016年度博士前期課程修了 富士通)

 私は大学院に入るまで、ずっと言語や文化のことを勉強していました。しかし、留学生の私は同じ事件に対する日中両国の報道の違いにショックを受けたため、メディアに大変興味を持ちになり、こちらのメディアコースを希望しました。

 この二年間では、メディア論やコミュニケーション論のような理論的な授業だけではなく、コンテンツ制作やホームページ制作、さらにNHKやキャッチネットワーク、中日新聞社の見学や研修もあるので、学校内の授業と学校外の活動がバランスよくできているため、楽しい学生生活を過ごすことができました。また、電通や中部電力、JR東海などの企業の方々と連携した授業も設置され、私のような世間知らずの学生にとって、社会に入る前の練習場として、彼らのアドバイスや指導を頂けますので、本当によかったと思います。

 それに、ここで勉強したおかげで、私は視聴者の代わりに、制作者という違う観点から改めて世の中を認識することができて、大きな刺激をたくさん得ました。また、授業以外に、研究会やインターンシップ、更にACジャパン広告学生賞など、様々なイベントに参加するチャンスが多くて、充実した日々を送りました。

 メディアコースでの学びは確かにたくさんのチャレンジがあり、楽ではありませんが、先生とコミュニケーションするうちに、ものの見方や考え方が広がり、更に独自に考える習慣も身に着けるようになるため、自分が成長したと感じました。 先生方も皆親切で、いつも学生達を応援してくれるので、本当に心より感謝しています。

張司馭(2016年度博士前期課程修了 サマンサタバサジャパンリミテッド)

 名古屋に来てもう2年経ちました。本当にあっという間です。  大学院へ進もうと考えた時、絶対自分と合いそうな専門に絞ろうと思いました。自分には色々な趣味があり、広い世界に興味があったので、幅広い知識を学べるメディアプロフェッショナルコースを選びました。

 この貴重な2年間は私にとって、人生のハイライトになりました。2年の間に、メディアの専門知識だけでなく、経済、政治、外国国情などの知識も授業の中でマスターしてきました。これは他の研究科と大きな違いだと思います。

 そして、外部の先生もよくいらっしゃって、広告企業やテレビ局の方の授業も学生にとって貴重なチャンスになりました。平日の授業だけではなく、講座やイベントなどのお陰で、日本や世界の情報を取ることを可能になりました。

 私にとって、「人生」と言う言葉は、まず「人」とつながっています。ガイトというより、メディアコースの先生達は20代の私のライトと言えます。知識の面以外に、生活と人生の真理も勉強になりました。こんな素晴らしい先生達と出会ったことは本当にラッキーだったと思います。

 茶道には、「一期一会」という考え方があります。「主客ともにお互いに誠意を尽くせ」。学校の中ではメディアコースの先生達の真面目な姿をいつでも見られます。私たちも雑念を投げ捨て、学業や生活を精一杯に頑張っています。メディアコースと出会って、先生達と出会ったことには、ご縁があるはずです。これからもこんな精一杯の考え方を持って、先生達から学んだ人生の真理を思い出しながら、未来へ歩んで行きます。

柴源(2014年度博士前期課程修了 Huawei Technologies(中国))

 私は、学部生時に行っていた広告関係の研究を続けたかったため、様々な研究科の中からメディアプロフェッショナルコースを選んで進学しました。入学前に半年程費やした研究生の時期を含め、2年半の学生生活を過ごしています。

 メディアプロフェッショナルコースでは、研究生も大学院生も、授業を平等に受けることができます。授業中は、関連知識を一方的に受けるだけではなく、自由に先生や他の学生と意見や感想を交換しながら、ものの考え方を広げ、様々な知識を得ることができました。

 授業の内容は多岐にわたります。広告や広報、メディアと政治や社会を扱う科目に加え、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などの伝統的メディアや、ソーシャルメディアといった新しいメディアについても学ぶことができます。メディア関連の各領域に精通する先生方はもちろん多くおられますし、学術的にメディアを研究されている先生のみならず、現在もメディア業界の活躍しておられる先生方もコースに参加されており、最前線の情報や経験をシェアしていただけます。

 以上の理由から、私は、メディアコースを強く推薦させていただきます。

カヤ・ウイチュダー(2014年度博士前期課程修了 三五)

 私がメディアプロフェッショナルコースに入学したいと考えたのは、メディアの影響力や、メディアと社会の関わりについて強い興味を持っていたからです。このコースは、私のそうした関心に十二分に応えてくれました。

 メディアプロフェッショナルコースでは、論文以外に、映像作品(番組)やHPなどのコンテンツの形式で修了することが可能です。私はこれまでタイのメディアで取り上げられることが少なかった、子どもたちの間に広がるHIV感染の問題をテーマに選び、それを映像作品にすることにしました。同時に制作リポート(論文)として、タイと日本の放送メディアのあり方の違いや、政治との関わりなど調査し、論文にまとめました。

 コンテンツ(番組)の制作と並行して論文を執筆することは大変でしたが、両方に取り組むことによって、現在、タイや世界が抱えている問題の背景が深く理解できるようになりました。コンテンツ(番組)の取材・制作にあたっては、先生から授業で何度も伺っていた、「現場にカメラを持ち込むことがどれだけ大変か」とか、「仕事とは人を動かすことだ」とかいった言葉の意味をつくづく実感しました。

 メディアプロフェッショナルコースには、長年、テレビ、新聞、広告などの分野で活躍してこられた先生方がいらっしゃり、メディア企業の充実したバックアップも備えられています。テレビ局・新聞社・広告会社といったメディアがどのように経営されているのか、どのような工夫をして作品・記事・広告CMなどを作っているのかを実際に働いている方から聞くことができる貴重な機会も豊富に与えられています。

 また、当コースでは学生と先生方の距離が非常に近く、研究だけでなく、学生生活や日常のささいなことでも親身に相談に乗って頂けます。遠い国から来た私にとっては、このコースの方々は家族のような存在でした。私はこれからメーカーで仕事をしていくことになりますが、ここで学んだことはどんな分野、どんな職種に進んでも生きていくものだと確信しています。

 自分自身の経験から、私はメディアプロフェッショナルコースにひとりでも多くの方が挑戦され、ここで実り多い時間を持たれるよう、強くお薦めします。

中野成晴(2013年度博士前期課程修了 東海テレビ放送)

 テレビ、新聞、広告代理店 メディア企業を志望している学生はマスコミ業界が不況といわれる現代にあっても数多くいる。いわば人気業界の一つだ。またマスコミ業界について勉強できる場というところも世間一般にはほとんど設けられていない。

 そういった意味では名古屋大学大学院メディア講座はかなり恵まれた場所であると言ってもよい。もしもこれを見ている人が放送局で仕事をしたいと思うのであれば、本講座を薦めたい。テレビ局がどのように経営されているのか、テレビ番組を作るうえでどのような工夫がされているのかを実際に放送局で働いている人間から聞くことができる、気兼ねなく疑問を投げることができる場がここにはある。(もちろんテレビだけではなく、将来新聞や広告・PRに携わりたいと思っている人も同じような環境が与えられている。)

 もちろん大学院生なので研究というものも欠かせない。これまでやってきた音楽の研究を飛躍させるために、メディア講座では様々な研究方法に触れることができた。数多くの授業を通して、自分の研究の方向性を定めることができたのは非常に良かった。自分の研究の何が良くないのか、改良すべき点を与えてくれた経験は今後にも生きると思っている。

 大学生と大学院生の違いは自己裁量で物事を成していくことである。だからメディア講座に入学を考えている学生は積極的に物事に取り組んでほしい。そうすればこの2年間の大学院生としての生活はきっと面白いものになると思う。

神尾太紀(2013年度博士前期課程修了 マッキャンワールドグループ モメンタムジャパン)

 漠然と何か新しいことをやりたいと考え、広告業界を志しました。そしてそれを覚悟に変えるためにメディアコースで学ぶことを決意したのです。

 新しいこととは何か。これもまた漠然と考えていたものですが、今までになかったものをポンっと生み出すことだ考えていました。

 メディアコースにおいて、メディアや広告との関わりについて学ぶことを通じ、ポンっと生み出されたと思っていた新しいものの背景を知ることができ(メディアの裏側を知ることが出来る環境でした)、既存のものとのつながりを知ることができました。そういった背景にあるものの積み重ねの上に、新しいものがあるのだと気付きました。

 自分のものさしでは、測りきれなかったことがたくさんあることを知りました。それはものさしを長くすることだけでなく、ものさしの目盛りを増やすことでもあると思います。ものさしのメモリを細かくすることを心掛けると、世の中のすべてのものが学びのチャンスに思えてきました。

 私のメディアコースでの2年間は、自分や世間一般のものさしについて考えることに尽きるのだと思います。ここには、様々な学びのカタチがあります。是非、自分のやり方で、自分のやりたいことを見つけて邁進してください。

孫テヒ(2013年度博士前期課程修了 JTBコミュニケーションズ)

 まわりの友達が就職する中、彼らと異なる道を選ぶのはたくさん勇気が必要でした。進学してからも私が選んだ道が正しいなのかどうか悩みました。正直、修了を迎えた今も答は分かりません。しかし、メデイアプロフェッショナルコースに入って、メデイアについて考え、学ぶ時間は本当に楽しかったです。

 研究方法論や様々な理論の研究はもちろん、テレビ、新聞、広告など、実際の現場で活躍されていらっしゃる様々なプロの方々の話や考えを聞いて、新しい発見でドキドキする日々でした。また、優しくて情熱的な先生方のご指導の下、私にとって外国語である日本語で発表をしたり、論文を書いたりすることができました。異国の地で母国語ではない言葉でレベルの高いコミュニケーションをするのは大変でしたが、今ではその経験が大きい資産になり、自信が持てるようになりました。

 いろいろな道がある中、メデイアコースを選びました。他の道を選んだら、もっと気楽に心配なく過ごしたかも知りません。しかし、この道を選択して得た経験を考えると、この道を選んでよかったと思います。楽ではありませんでしたが、この選択に後悔はありません。

王皓(2013年度博士前期課程修了 トヨタ自動車)

 小さい頃から「テレビに出たい」、「ジャーナリストになりたい」という夢を持ち続けていたが、メディアコースに入学する前の僕は、メディアについてはまったく門外漢だった。だから、この二年間では、メディア学を専門で学んだことのない僕にとってはとても新鮮な気持ちで楽しませていただいた。

 長年実務経験を持つ教授がメデイア産業発展の歴史と源流、今時のメデイア最前線の実態を語る多彩な講義と、テレビ局や新聞社の仕事現場を自ら体験できる多様の見学、研修を合わせ、さらにスタジオチャンネルなどコース内のワークショップを加えて、大変内容の濃い充実した2年間を過ごすことができ、メディアについては色々な勉強をさせて頂いた。

 「過去があって今がある。だから初心を忘れるな。」入学した時先生から頂いたこの一言、今でも胸に刻んでいる。メディアコースに進学しようと考えている方は、ぜひこのコースで何を勉強したいのか、どんな知識を求めているのか、最終的にどんなゴールに達成したいのかを、最初からしっかりと確認し、それを忘れずに一歩一歩着実に進んで行ってください。