グローバルメディア研究センターは、名古屋大学大学院 情報学研究科に附属する、国際社会とメディア・コミュニケーションに関する新しい研究領域を開拓する組織です。今日、サイバー空間におけるデジタルメディアの急速な発展と、実社会における新聞やテレビなどの伝統的メディアの抜本的な変革が進む中で、国際的な情報流通は飛躍的に拡大しています。それに伴い、国際政治・経済の秩序は流動的になっています。これらの変化を念頭に置き、グローバルメディア研究センターは、国際社会とメディア・コミュニケーションの諸相に関心を向けています。とくに、国家や企業、報道機関、一般市民が、いかに情報を生産・発信・受信することにより、どのように国際社会における自身のアイデンティティや相手のイメージを形成していくのか、さらには、どのように国際政治・経済の動向に影響を与えていくのか、を追究しています。
グローバルメディア研究センターは、中部地方における、国際社会とメディア・コミュニケーションに関する研究の中核拠点となることを目指しています。そのため、国内外の大学や研究所、官公庁、報道機関、企業などと様々な形で協力関係を構築し、実践的な研究を推進しています。また、国内外の研究者や実務家を招聘し、各種の研究会や国際シンポジウム、および「国際パブリック・レクチャー」「プロフェッショナル・レクチャー」といったイベントを開催しています。なお、2016年2月には設立記念シンポジウム「グローバル社会と日本 ―― 戦後70年を越えて」を開催し、その成果として『戦後70年を越えて ―― ドイツの選択・日本の関与』(一藝社)を刊行しています。
研究のみでなく、教育や社会連携も重要です。グローバルメディア研究センターは、研究活動の成果を大学や地域社会に還元していくことに努めています。そこで、まず大学では、修士・博士課程をもつ情報学研究科のグローバルメディア論講座と密接に連携しています。センターに在籍するスタッフの多くは、この講座にも所属し、最新の研究動向を踏まえながら学生の指導にあたっています。次に、地域社会では、グローバルメディア研究センターは、報道機関や企業をはじめとする各種の団体、そして一般市民の皆様との つながりを大切にしています。各種のイベントを一般公開するとともに、さまざまな場で知識や情報を提供することを通じて、社会との連携を図っています。このセンターが掲げる最終的な目標は、研究・教育・社会連携を有機的に結びつけながら強化していくことに他なりません。
グローバルメディア研究センターは、国際社会とメディア・コミュニケーションに関する新しい研究領域を開拓していく。それにより、中部地方における、国際社会とメディア・コミュニケーションに関する研究の中核拠点となる。さらに、研究活動の成果を大学や地域社会に還元することにより、研究・教育・社会連携を有機的に結びつけながら強化していく。
グローバルメディア研究センターは、2015年4月に、名古屋大学大学院 国際言語文化研究科に附属する組織として設立されました。 設立の土台には、同研究科のメディアプロフェッショナル論講座が10年以上にわたり積み上げてきた研究・教育実績がありました。この講座は、2003年に設置されて以降、メディア・コミュニケーションの研究を進める一方で、修士・博士課程の教育を担っていました。
グローバルメディア研究センターは、2017年4月に(大学の組織再編により新設された)情報学研究科に移管されました。それと同時に、メディアプロフェッショナル論講座も同研究科に移管され、グローバルメディア論講座と改称されました。
名古屋大学大学院 情報学研究科に附属する組織として、グローバルメディア研究センターは今日まで、このグローバルメディア論講座と密接に連携しながら研究活動を続けています。なお、2026年4月には、初代センター長である中村登志哉教授の退官に伴い、勝間田弘教授がセンター長に就任しています。
センター長 勝間田弘 教授
事務局 井原伸浩 准教授
山本竜大 教授(グローバルメディア論講座)
唐澤穣 教授(心理・認知科学専攻)
安田孝美 教授(社会情報学専攻)
秋庭史典 教授(社会情報学専攻)
久木田水生 准教授(社会情報学専攻)
遠藤守 准教授(社会情報学専攻)
後藤明史 准教授(情報基盤センター)